手持ちのレンズをEOS 6Dで検証する (4)

4本目は2004年4月に買った「TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1」。

それまでマクロと言えば「オシベメシベと昆虫の顔を撮るもの」という思い込みがあって、それをポートレートとか風景とかに使うというのが理解できていなかった。それを覆してくれたのがこれ。

なぜかあの頃は小型犬とその飼い主らを間近で撮る機会が多く、寄っては50mmもしくは28mm、離れては28-135mmと使い分けていた。が、明るい単焦点は絞りが難しく、後者は速いシャッターが切れない。いよいよ全域F2.8でISなズームが欲しくなったが、この用途には高くて買えない重すぎるので断念。そこでここは中望遠マクロというやつを試してみようかと、当時出たばかりで評判の良かったこれを購入。

するとまずその色ノリの良さ、鮮やかさに驚いた。しかも絞ればキリリ、開けばボケが思い通り。ギリギリまで寄れるし、離れても90mm(APS-Cで約150mm)で余裕。以後これが一番のお気に入りとなり、どこへ行くにも持参するようになった。文字通りの名玉だと思う。

果たしてこれがフルサイズの6Dでどうか?

Canon EOS 6D (90mm, f/8, 1/125 sec, ISO2500)

Canon EOS 6D (90mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO4000)
バスルームの鏡で自撮り

Canon EOS 6D (90mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO160)

ご覧の通り、その評価はフルサイズでも全く変わらず … というよりむしろ、フルサイズでこのレンズの真の実力が引き出された感あり。三脚を使っての接写なら今でもイチオシ。

ただ、手持ちで使うとなるとやはり「遅い、迷う、ウルサイ」なAFにイラッとくる。また電源をOFFると、伸びた前玉がそのままになるところも悲しい。最新のそれはインナーフォーカスになり、手ブレ補正までついてだいぶ太く長く重くなったらしいが、はてさてどうしたものか。

追記:  数年前、こいつに付けたPLフィルターが外れなくなってしまった。どうやってもダメなので、諦めて以後ずっと付けっぱなしでいたが、今回これを他ので使う必要に迫られた。この程度で修理に出すのも恥ずかしいし、なんとかならんもんか? と調べた結果、買ってみたのがエツミの「フィルタールーズ」なるモノ。呆れたことに、一発で外れた。安いもんだし、PLフィルターの脱着が多い人にはこれ、オススメ。