アルヴェーン 「夏至の徹夜祭」

いきなりこの話でなんだが、俺も初めてこの曲を聞いた時は「んん!?」と思った。あれはスキー場だったか、それともスケート場だったか。記憶は定かでないが子供の頃の事で、あの国民的旋律たるアレと「似て非なる」それに暫し聞き入ってしまった。だがそれが誰の何という曲なのかは知らないまま、時は流れた。

# この時のは、かなり後になってマントヴァーニ楽団のそれと判明

そして大学生となった俺は或る日、朝のNHK-FMでHugo Emil Alfvénの「スウェーデン狂詩曲」というのを耳にして飛び起きた。「ここ、これは!?」と膝をただし、音量を上げて最後まで聞いた。そして「アルヴェーン」とだけ書いたメモを手に大学の図書館へ直行、この曲について調べてみた。そこでわかったのは、これがアレに似ているのではなく、アレがこれにとても良く似ているのだという事実。これは真相を究明するしかあるまい、と図書館を後にした。

だが当時はそのレコードがどこの店にもなく、やむなく視聴覚室での鑑賞を幾度か。総譜も手に入らないしで、調査はここで打ち切りとなってしまった。

それからまた時はたくさん流れ、今やこの曲はいつでも好きな時に聞けるようになった。そして驚いた事に、この春その総譜があのニチフから発売されていた。なので早速これを購入し、あの日
諦めた調査を再開した。むろん、アレも聴く。

結論 ……………………………………………………

やっぱ似てる(笑)。が、冨田氏のそれ(あ”ー、言っちまった)は2/4の2拍目の16分の刻みが重要で、原曲「夏至の徹夜祭」でこれをやったら、あんな爽やかに響かない。というより、この2拍目が恰も包丁のストローク(=調理)を思わせるところが秀悦である。そう思って聞くと不思議なことに … やっぱ似てますわ(大笑)。でもそれは当初のそれとは反対の意味で「似て非なる」リズムと響き。どっちも好きなワタシ♪

という訳で「きょうの料理」は大アリ!  どころか、これで原曲「夏至の徹夜祭」の人気が高まってくれたらむしろ御の字では
ないか!  ヨカッタネ!  おわりっ!