某ジャニタレ涙の謝罪会見から思ったこと

アルコールに「依存的なものはないと自分では思っている」と彼は言う。その後「今は飲まないと決めています」とも言った。

あかんわこれ …

思い出して欲しい。これまで「薬物に手を出した」として捕まった者らも、みな同じ事を言っていた。そして多くが「再逮捕」となり「再再逮捕」となっている。

「え?  これは違法薬物云々とは違うのだし、そこまで深刻な話ではないのでは?」と、ここで思った人にこそ以下を読んで欲しい。

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酒を飲むという行為、それは成人さえしていれば何の問題もない。だが世の中には不幸にして酒=アルコールが「合法薬物」として自身に作用してしまう人が少なからずいる。それも+方向に作用すればまだいいが、殆どの場合それは周囲との間にトラブルを招く。それは、酒に強いとか弱いとかいうのとは関係ない。

だが当の本人は、飲んだ挙げ句の失態を咎められても自身にその記憶も自覚もないので反省しない。どころか「飲酒は違法ではない」のだから「自分は悪いことはしていない」と考える。これを幾度か繰り返すうちに、周囲はこの人と距離を置くようになってくる。この時点でもう、社会からの孤立は始まっている。

一方で本人はそのうち、次々と友人らが自分から離れていっているのに気付く。「何故?」と焦っても手遅れで、こうなると誰にも相手にして貰えない。だがこの期に及んでも、まだその理由が自身にある事を理解していないのでそれを逆恨みしつつ、話し相手がいないまま一人で飲むようになる。それも暇だと朝から。当然健康状態も悪化する。

いきおいこの「誰の目にも明らかなアルコール依存」状態が、更なるトラブルを生む。だが相変わらず本人にその自覚はない。見かねた家族が本人を病院に連れて行っても、またその結果入院となったとしても自宅に戻ってくればまた飲む。そしてこの人はほどなく家族からも見放され、完全に「孤立」する。

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以上は俺の体験談だが上記「本人」こそは、かつて俺の妻であった者で、当時の「家族」には幼い息子もいた。その「本人」が急性肝炎で世を去って、間もなく5年。

今日の会見、深々と頭を下げる「彼」の姿がこれと重なった。だが「飲まなきゃいい人」がそこから社会復帰できた例を、俺はこれまでに知らない。