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柔らかいのと硬いのと

Apacheはすかん

Apacheの設定は非常にわかりづらい。そして数年前にバージョンが2.4となった時にはディレクティブの書式があちこち変更になり、大量に流布している2.2までの証言を信じると動かない事がしばしば。

そんな辛い記憶も冷めやらぬうちに、今回またApacheの設定をする事に。そしてハマった。VirtualHostの設定がどうしても反映されない。エラーとか出ていないのに、何をどうやってもダメ。途中でイヤになって放り出した。

がそれから小一時間経ってから、もう一度良く見たら原因がわかった。confの真ん中へんの行に</VirtualHost>があって、目的とする設定はどれもその下。要は<VirtualHost>の前後がApacheにそっくり無視されていたのだ。あまりのアホさに自らを呪ったが、ApacheもApacheだ。コメントじゃないんだから、警告出すとかせえやと叫びたくなった。

という訳で、5分で済む筈の作業に1時間以上を費やした記念にこれを備忘録として残すことにした。あーハズカシ。

ぼくが「実はApple嫌い」な理由

以下、iOSアプリケーション開発を「せざるを得ない」状況なエンジニアの「ただの愚痴ボヤキ」でしかないので、同業者およびこの方面に興味をお持ちの方以外にはまるで面白くないハナシにつきあしからず。

先週の金曜、最新のiOS(11.1.1)がリリースされたが、俺は昨日までそれに気づかずにいた。これが悲劇の始まりだった。

その前日(=先週の木曜)俺はMacBook持参でクライアントのところへ出向いて、作成中のiOSアプリケーションを9台のiPadにインストールしてきた。説明が前後するがこれは「In-House(組織内)」という有償ライセンスによる配布方法である。この契約だとリモートでのそれも可能だが、素人相手では埒が明かないので「Mac(=Xcode)にiPadを直接USB接続して」という確実な手法を選択したのである。そして昨日、その続きのため再度クライアントを訪問、また10台近いiPadへの新規インストールを開始した。

1台目、ダメ
2台目、ダメ …
3台目、ダメ ……

「おいおいなんだこりゃー!?」となった。数日前と同じ要領でのそれが、片っ端から失敗するではないか! 焦ってXcodeのメッセージ(English!)を読むとどうやら「このXcodeはiOS11.1.1に対応してないよ〜ん♪」。そこで担当者に聞くと「iPadは全部11.1.1にしてあります」と。背中に冷たい汗が流れた。

繰り返すが先週の訪問の翌日、その11.1.1がリリースされたが俺はそれに気づかずにいた。つまり、いつも俺がチェックに使っている手持ちのiPadはこの時点で「ひとつ前」のままである。試しにこれをMacに接続し、同じ事をしたら問題なし。これを最新にしてみて、同じくダメならこれが原因だ。そこでやむなく手持ちiPadのアップデートを開始、これに45分かかった。そして結果は予想通り(涙)。

担当者に「問題が発生したので出直します」と言って帰ろうかと思ったが、工期に余裕ないし「Xcodeのアップデートだけで済むならこの場でやっちまおうか?」とも思い、試しに「App Store」からそれ(5GBオーバー!)を開始してみた。

が、それはいつまで経ってもクルクルなままで一向に進まない。始まらないのか、それともダウンロードに時間がかかってるだけなのかもサッパリわからない。この状態で更に30分経過。

そのうち「恐らく今、世界中でこのパターンにハマっている奴はきっと多数いる筈」と思い、ググってみたら出てきたのが「最新のXcodeは最新のMacOSにしかインストールできないよ〜ん!」な一文。冷たい汗がケツまで流れ落ちた。

そういや最近「タダで使わせてやるからSierraどうぞ」風なのが頻繁に出てたなあ、ウルサイから無視してたなあ、というのを思い出した。「だってそんなオトロシイ行為、必然性がなきゃ誰もせんでしょうが!」と思っていたが、いまやその必然性が客先の応接間にやってきたのである。このMacは他の仕事でも使っているんだし、そんな危険な行為を出先でやっちまっていいものか? と逡巡したが既に脳細胞そっくりマヒ状態に陥っていて、バックアップもとらずこれを開始。これでまた1時間かかった。

もう説明するのも面倒なので端折るが、この後また1時間をかけてXcodeを最新にまでアップデート。そして全てのiPad@11.1.1へのインストールに成功した。

実に当初の見込みを4時間近くオーバーしてこのしょーもない作業は完了した。動くものを作るだけでも大変なのに、その配布でここまで苦しめられるのがiOSでありAppleである。そりゃセキュリティだの品質だのが重要なのはわかるが、たかだか数十台のiPadで使うそれに幾つも高いハードルを立てるAppleのポリシー。それも頻繁なアップデートで、ようやく超えた頃には陳腐化。使いたきゃ「最新のドキュメントを熟読せよ」って、こんなの誰が「有難い」って思うよ!

たぶん今のApple、優良エンジニアの確保に苦労しているのではと察する。でなきゃ、こんな「後でどうにもできるから早く出せ」なばかりで開発者無視なやり方のしっぺ返しが如何に怖いか、わからない訳がない。

以上、俺がApple嫌いな理由、のそのひとつでした。

Wi-Fiプリンタにプチ感動

昨年末、4年間使ってきたキヤノンの安物インクジェットが壊れた。ちなみにその前の同じくキヤノンの安物も4年かそこらで壊れた。尤も日頃そんなにプリンタを使う方ではないので直ちに「困った」とはならなかったが、なしという訳にもいかないのでどうしようかと考えた。2度あることは3度あるというし、次はレーザープリンタにしようかな? とも思ったが、どれも結構なおネダンで目眩を感じ、どうしたもんかと思っていた。するとそこへ「中古で充分じゃないの?」という無責任なオススメをする奴が現れ、ウッカリ中古レーザーに手を出してしまった

これを早速使ってみたところが、いきなりのエラーダイアログ。キャリブレーションがどうたらこうたらで先に進めず、無視して印刷したら用紙の下のほうがカスレてて薄い。しかもこのエラーが、クリーニングしようがトナーを替えようが一向に解消されない。

たまらずサポートに聞いたところ、それは要修理と仰る。とんだ不良中古だ。そこで返品しようと思ったが、いかんせんデカくて重いので荷造りも大変。ハコもないし、送料元払いってのも馬鹿らしいし、とかとか思っているうちに期間が過ぎてしまった。以来、やむなく「用紙をフルに使わないよう原稿を作って」から「ダイアログを無視」して印刷(笑)という、阿呆としか言い様のない状態で暫く使ってきた。

#TVでカズレーザーを見るとイラッとする

しかし今回、BD-Rのラベル面にダイレクト印刷する必要が生じ、結局またインクジェットを買う事に。阿呆の上塗りである。両面ができてBD-Rに印刷可で安いのをと、選んだのは今回もキヤノンのPIXUS iP7230の新品。激安な一方であんまり評判よくないみたいだが、このおネダンで数年もつなら御の字だ。それがこの週末に届いた。

これまでの安物インクジェットに較べ、図体がひと回り大きくて少し高級感あり。そしてよく見るとWi-Fiが使えるではないか(!)。実は我が家の場合、配置の都合上プリンタが窓際にあり、カーテンを開けると直射日光モロとなってしまっていた(もしかするとこれが寿命を縮めていた可能性も)。そこで試しにとこれを使って接続、本体を少し離れた棚の中段に設置してみた。

まー快適! むろん綺麗に印刷できているし、自動で電源が入ったりもする(注:Wi-Fiだと自動Offはしてくれない)。そして何より、大きいものが然るべき場所に移動して、空間が開けただけでも清々しい気分だ。これがあのおネダンで買えるのだから、いい時代になったもんだとしみじみ。

あとはこれが長寿であってくれる事、今はただそれだけを祈っている。

敢えて釣られてみる

当サイトのアクセスログを見ていて、おかしな事に気づいた。随分前、技術的な事を備忘録として記したページにアクセスが集中しているのだ。それも幾つか同じアドレスから、ずっと繰り返し。UserAgentを見るとiPhoneとかLinuxとか出るが、こんなのウソだ。どうやらこれ、悪意を持ったクローラだろう。

にしても、なんで特定のページばかりを?  と考えていて「はは~ん」ときた。この記事の中には「account」と「password」という単語が出てくる。こういうキーワードをターゲットにスキを探すスクリプトをどこかの誰かが作り、またどこかのサーバかPCに仕込んだのだろう。暇なやつがいるもんだ。

だがウッカリこれに成功されると、今度はこっちがクローラになりかねないので念のため該当記事は削除 … おーっと待った! 今度はこのページがターゲットにされるんでは!?

暫く様子を見ることとしましょう。

これもSEの宿命

ひとつ仕事を終えた。その内容について詳しくは書けないが、それはいわば「閉店時間内に築10年のデパートをまるっと隣町まで移動し、その跡地にそっくりなのを新たに建てた」ようなもの。しかもその設計・施工に携わった者が現場に誰ひとりいないという、笑えない状況での大仕事。更に売場の一部は「こちらへどうぞ」で、お客様を旧デパートへ無料送迎するというオマケつき。

我ながら「こんなの良くやり遂げたもんだ」と思っている。むろんそれに向け予め入念な計画をたて、テストとシミュレーションを何度も行って手順書を作成しての事。物理的に要する時間を元に決行の日取りを決め、いよいよその時を迎えたのが先月末。久々に徹夜というSEらしい目に遭ったが、これには先々週末の麻雀がいい予行演習になった(笑)。

とはいえ、やはり動かしてみて初めてわかる不具合が忘れた頃に出てくる。それも原因の殆どは元々の施工主にあるところで。

結局今週、大半の時間をその対処に費やしてしまった。これが来週まで続いたらアカだ(怖)。今はただただ、それが無いことを祈るしかない週末。嗚呼 …