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音を楽しむと書いてオンガクする

N響の「レニングラード」

あれ?  前にも同じタイトルで書いた気が  …  と思って探したら5年前だった。

今回もTVでの鑑賞、指揮はパーヴォ・ヤルヴィ。演奏そのものは前回の方が良かったような気もするが、今回目を引いたのはコンマス。葉加瀬太郎がイッキに老け込んだみたいな風体のこの人、どっかで見たなあと思いながら聴いていたんだが、あとで調べたらミュンヘン・フィルのコンマスと判明。

思い出した。メータの指揮でミュンヘン・フィルの「画家マチス」を見た時、如何にも楽しそうに弾いていたのがこの人、なんとかヴィッチさん(名前が長いのだ)。

指揮者より貫禄あるってどうなのよ!  な雰囲気でもうN響、すっかりこの人に牽引されていた。マロ様もいいが、この人がコンマスなら見に行きたいと思った。

しかし、なぜN響ここでゲストコンマス使ったんじゃ?

玉木宏 音楽サスペンス紀行 ~マエストロ・ヒデマロ 亡命オーケストラの謎~

息子から誕生日のプレゼントにとアツデンのワイヤレスヘッドホンのセットを貰った。それをリビングのTVに接続、セットアップとテストをしていてチャネルをNHK-BSにしたらそこに「未完成」がず~んと聞こえてきた。そこで「これは丁度いい!」とあれこれ試しているうち、コノエがどうの亡命がこうのとかいう語りが気になり、何だこれは?  と番組表を見るとこれ(の再放送)だった。そこからはテストも忘れて約2時間、すっかり夢中になって見てしまった。ヘッドホンしたままで。

「未完成」なんてここ何十年も聴いてない(どころかCDすら持ってない)。初めて演奏会でこれを弾いた時は、ステージの裏で左手の人差し指の音程を確かめてそこ押さえたまま出た、なんて笑えるエピソードも思い出した。が、そんなのと較べてこの「未完成」の響きのなんと重く切ないことか。

舞台は戦時下のポーランドからフランス、そして最後はスイスの山中へと。全てを捨て、ただ生きるためだけに彷徨う音楽家たちの表情が強く印象に残った。これは録画しとくんだったなあ。

なお途中でピエール・ピエルロの名前が出た時は驚いた。実はこの人のオーボエ協奏曲集(パイヤールとの古い方)は、かつて俺の愛聴盤だったのよね。CDで再発されているのか、これから調べてみよう。

追記:   CD、ないなー(悲)。YouTubeにはあったが。

追記:  アツデンのワイヤレスヘッドホン、Bluetoothとかに比べれば遥かにいい。が、惜しいかな出力Lowだと見通し数mでも不安定。Highだと安定するが、今度は常に「ジー」と耳障りなノイズが。

想像だがもうこれ、技術的な問題ではないのでは。恐らくこういうのを2.4GHz帯でというのがそもそも現状、無理なんではなかろうか。

嵐の前の静けさ

という感じだった昨日、ヘタすると買い物に行けなくなるかもと冷雨の中、スーパーまで食糧確保に走った。帰宅後も風は強くなる一方で、雨が止む気配はない。こういう時のBGMはやっぱこれかな?  と思い、着手したのがこれ。

こちらからどうぞ

先日のこれに続き、おなじみドビュッシーの「ピアノのために」から第1曲、プレリュード。がさすがに一日で完成するわきゃなく、本日早起きして続き。そこから最後の悪戦苦闘、ようやくサマになった!

…  のはいいが、いつしか外はこれでもかというぐらいの秋晴れ。似合いませんねぇこれでは。

ま、いいか。残るは難物、3曲めのトッカータのみ。

 

Elgar “Salut d’amour” Op.12

おなじみエルガーの「愛の挨拶」。

先日久々に耳にして、いい機会だしこれイッチョヤルカ! で着手。短い曲なので譜読みは楽だったが、こういうのって「Simple is difficult」で「らしく」鳴らすのが大変。この曲の場合随所に出てくるフェルマータやらritやらstringやらがキモで、ああでもないこうでもないの末に「まーこんなもんかな」まで辿り着いたので公開。

少しでもこれが何かの癒やしになってくれれば、と願いつつ。

C.Debussy “Sarabande” from “Pour le piano”

昨日の朝、突然のJアラートに日本中が慌てたが俺もそのひとり。そこから「どうやら無事か」と胸をなでおろすまで半日かそこら、その間、ずっと頭の中で鳴っていたのがこの曲。

こちらからどうぞ

あれはいつ頃だったか、何かのCMのバックにこれが流れた。ドビュッシーに心酔していた若い頃、目を瞑ってこれを聴いていて脳裏に広がった光景が正にそれで「あっ!」と思った。

思えばドビュッシーが「ピアノのために」を書いた頃、それはかつて人類が経験した事のない、悲惨な戦争の前夜。世の中は、あれからずっと速く、豊かになったかもしれん。が、本質的なところは今に至っても、実は何ひとつ変わっていないんではないだろか。