Dominoでピアノのコツ

これまで、トラックはConductorとSystem Setupに右手と左手の計4つだけでやってきた。しかしこれだとペダルのON/OFFを両方に入れなければならない。入力も修正も面倒で、ミスも多い。共通にできないものかと考えていて、ふと「両方同じチャンネルにすりゃ良くね?」と思い実行してみたらできた。ついでにペダルだけ別のトラックにする。スッキリしたわー。

ああ、もっと早くに気づいていれば良かった。

国民之愛唱歌嘱望論

録画したままになっていた「Last Night of the Proms 2012」を観る。そしてつくづく羨ましいなあと感じる。

日本にも音楽祭と名のつくものは数あれど、ああいう「真のお祭り」はない。敢えて近い雰囲気なのを挙げるとすれば、大晦日のジルベスターあたりか。だがこれらとPromsと、いや日本と英国との間にはもっと根源的かつ決定的な違いがある。それは指揮者もオケも合唱団も聴衆も一緒になって歌えるような「歌」が、あの国にはたくさんあるのに対し、この国にはないことだ。

今の日本で「ルール・ブリタニア」や「威風堂々」にあたるものと言ったら、果たして何だろう。 軍艦マーチとか? 冗談こいてる場合ではない。何もないのだ、実際。そもそも国家の斉唱ですら足並みの揃わないこの国の民に、真の愛唱歌など存在しないのだ(涙)。

こういうのって、実は流行歌作るのよりも遥かに難しい。となれば文科省あたりが懸賞金つきで募集するとかしない限り、永遠に出てこないんじゃないかと思う。 それも「数打ちゃ当たる」で幾つも世に出し、ひとつでも定着したら御の字ではないか。今の議員さんorその候補らの中に、この辺のことを真剣に考えてくれる奴はいないもんだろか。どうもみな、そういうセンスをお持ちの様には見えないが。嗚呼。

Firefoxで「パスワードの保存」ができなくなった時

「パスワードを保存しますか?」に「いいえ」とすると、以後そのサイトではパスワードの保存ができなくなる。こんな時は

1. [オプション] → [セキュリティ]と進む
2. [例外サイト(X)]へ進む
3. そのサイトを一覧から削除する

これで次回からまた「パスワードを保存しますか?」が出るようになる。また[保存されているパスワード(P)]からはその表示と削除が可能。

中年SEの苦労は絶えない

ASPで、あるテーブルの保守をしようとした場合を考える。必須となる機能は

@ list (検索と一覧)
@ edit (編集)
@ save (保存)

の3つ。これらフォームとスクリプトを、1本のファイルにまとめるのが俺の流儀である。具体的に言うと、GETもしくはPOSTで上記機能をパラメータとして受け取り、switch文で分岐するというやり方。メリットはファイルの数を最低限に抑えられることと、関係する部分の変更が一発で済むこと。

いっぽうデメリットはcaseからbreakまでの記述が長くなるので、一箇所でもブレースとか括弧とかをミスると全滅すること。特に分担作業となった時が問題で、デザイナーがエレメントの配置をひとつ変えただけでパーなんて事がよくある。まあこれは機能別にファイルひとつという場合でも同様だが、要は「目に見える」ものと「見えない」ものとの関係を保持するのは現状、非常に困難という事である。

そこで試してみたのがPHPのテンプレートエンジン、Smarty。一人二役での試験結果は「なるほど」という印象。ファイルの数は増えてしまうが、デザイナーへの指示が「特定のフォルダ以下に対して」という具体的なものになるため、それはさほど苦にはならない。また呼び出し側の記述がコンパクトになり、凡ミスも減りそうだ。

だが惜しいかな、やはりそれだけで◎とはならなかった。かなりマシになったとはいえ、デザイナーにSmartyタグをいじられたら、やはりそこでアウトなのである。そして呼び出し側では、ただでさえ複雑怪奇の極みに達しつつあるスクリプトに、更にSmarty独自の書式やら関数やらが加わっていよいよカオス。瓦解寸前である。

これはつまるところ「アホなデザイナーが楽するぶん、開発者の負担は重くなる」という図式が、何ら変わっていないという事だ。まあそれをここで嘆いていても仕方ないので、Smartyについては当面限定的に、かつ「ご利用は計画的に」で行くのがベストかなと思っているところである。

Hさんの想い出

それは楽しみにしていた、映画「東京裁判」のTV初放映の日だった。早めにシャワーを浴び、ビール片手にひとりで観ていたらそこへ不意に「ニュース速報」のチャイムが。「あー、録画してたのにー!」と嘆きつつテロップを読むと、日航機が行方不明になったという。それが時間の経過と共にだんだんと詳細になり、遂には「747が500人以上の乗客もろとも墜ちたらしい」という、まさかの事態なのが判明した。それも俺の郷里長野と、群馬との県境付近が現場らしいとの報道に、もう映画どころではなくなった。

そして翌朝、TVでアナウンサーが乗客名簿を読み上げるのを聞いていて「え?」と声が出た。まさか、Hさん? 同姓同名? でも性別年齢とも一致? まさか、まさかと思いつつ、共通の知人に電話した。すると数時間後に連絡が入った。それはやはり、あのHさんだった。頭がぼうっとした。3つ上の、クラブの先輩たるHさん。見かけは立派な体格で強面なベースマン、だが実は温和で冗談好きな人だった。

「わし、本当はチェロがやりたいんや」と言いながら、駆け出しの俺から楽器と弓を奪い取っては楽しそうに弾いていたHさん。俺のアパートに立ち寄った時、レコード棚のニールセンを見つけて「これ、どやねん?」と聞いてきたHさん。オレンジ色のビートルとサングラスが似合ってたHさん ・・・

締めていたネクタイの柄で、ようやく身元の確認ができたと聞いた。あまりに悲惨なその様子は、想像しただけでも足が震えた。以後この件は「思い出すまい」とするうち、いつしか自然と記憶の彼方に仕舞われていった。

あれから27年。WOWOWでドラマ「尾根のかなたに」を見ていて、これらをまるで昨日の事のように思い出した。なんでまたこの時期にこの題材でドラマを? と最初は思ったが、意外と素直な気持ちで見ることができた。それは今やあの時の悲しみや恐怖よりも、短い間ではあったがHさんと過ごした楽しい日々があったという、その喜びこそを感じるようになっていたからなんだろう。「時間が解決」って、こういう事なのかなと。