C.Debussy “Petite Suite”

このところ本業の方が忙しくて、なかなか新曲という訳にいかないのでいきおい、放置状態のやつの掘り起こしばかり。これもまるまる2年間おクラ入りしていたものに、全面的な見直しをかけて仕上げてみたもの。あの時、途中で投げ出した理由がわかる。これ、簡単そうでいて実はムズいわ。

大学の頃、選曲委員の立場を乱用してビュッセル編によるこの曲を定期の演目に強引に加えたのを思い出す。管が少なくて(トロンボーンないし)打楽器が多いという、あんまりアマチュア向けの曲ではないが楽しかったなー。

めっけもん♪

高校の頃、たまたまFMで聞いて一発でハマったのがリストの「ファウスト交響曲」。以後片っ端からLPを買い漁った(尤も、そもそもタマが少ないのでそうそう増えはしなかったが)。そんな中で、どれか一枚をと言われればヤーノシュ・フェレンチクとハンガリーSOのそれ。録音は悪いしオケの鳴りもイマイチだが、このノーテンキな曲を「交響曲」として真剣に聞かせようという姿勢が良かった。なのでこれはCDでも買った。

それがつい最近、あるところでムーティとフィラデルフィアPO のそれを耳にして腰を抜かした。力任せというか強引というか、この難曲を「早く片付けて帰りたい」とでも言わんばかりの爆演で、特に3楽章での金管の放任ぶりが圧巻。体育会系というかやりたい放題というか、正直「よくこんなの出したな」と思った。だが聴き進むうちに「実はこれこそリストなんじゃないの?」な気がしてきて、これはもう買うしかないと探した。

結果、廃盤らしくて輸入盤の中古しかなかった(録音は82年というから既に30年以上前)が、とにかく手に入ったので良かった。1楽章から既にハジケてて、無茶なマクリでは思わず笑ってしまった。いやーこれは楽しい。中古屋で見かけたらソク購入を! オススメです。

Prokofiev “Prelude”

プロコフィエフ初期の作品「10の小品集 Op.12」より7曲目。TOMITAがブームになりかけの頃、同じRCAから出ていたハンス・ウールマン氏の「Moog strikes Bach」なるレコードに収められていて、以来俺がプロコにハマるきっかけとなった曲。ちなみにこのLP、邦題は「革命のエチュード」というがCDでの再発が一度もない(と思う)。売れなかったんだろうか? 俺は「Switched on Bach」より好きだったんだけどねぇ。

追記:久々に聞いたら、とんでもない譜読みの間違いに気づき修正(2014-11-01)。

マゼールの「喜び」ふたたび!

以前ここでも書いたこれが、ソニーから再発売されたのでソク購入。果たしてリミックスの効果たるや絶大! これを初めてLPで聴いたあの日、既に30年以上前の、あの晩の感動がいま蘇った。

尤もメインはクリーブランド管との「幻想」で、フランス国立管とのこっちはオマケ扱い。ひとまとめ30分ちょいのトラック6への詰め込みだが、そんな事はどうでもいい。断言するが、このCDは「喜び」だけで充分に価値がある。「ノリのいい指揮者と本場フランスのオケがやったらこうなります」の典型。録音はたぶん70年代末と古いが、デッドでもライブでも、ウェットでもドライでもない絶妙なバランス。このMixでは打楽器が全般的に遠目だが、大太鼓のffが実に効果的。 抜粋なのが返す返すも惜しまれる。

とにかくこれは無条件におススメ。¥1200持ってレコ屋へ、もしくはAmazonへ今すぐ直行すべし! そしてついでにこちらもご賞味を(笑)。