「Gaite Parisienne」 ふたたび

思い起こせばこれに取り掛かったのが、ちょうど去年の今頃。そこからのドタバタについてはそっちを見て貰うとして、実はその準備段階でこんなのも作っていたのだ。俺もこの時初めて知ったが、これは「La vie parisienne(パリの生活)」の初演時にあった、4幕への前奏曲(のピアノ独奏版)。なんともまあ「Gaite parisienne」の序曲、そのまんま … ん? 反対か。

まあそれはいいとして、この時の縁で今回新たにブラス向けに編曲された「Gaite Parisienne」が

rainbow2014

なる演奏会において、初演されるとの連絡が。なんでも従来のブラスアレンジとは、選曲からして違うとか。これはイチオシでっせー!

# 遠くてワタシは行けませんが …

溜池な休日

久々のサントリーホールは、好きな曲ばかりを並べてくれた某アマオケの定期。S席完売で当日券はA席しかないと聞いていた。だがそれは2階席最前列というのでこれは○かなと思ったらPブロック、いわゆる「あっち側」だった。「うげっ!」と最初は思ったが、座ってみたら目の前に楽器がズラリ。TVで中継の時のカメラアングルで、これはこれで楽しいかもと。サントリーホールの常連でも、ここで聴いたことのある人は少ないんじゃなかろうか。

そして始まってみたら、当たり前だが打楽器とホルンがよく聞こえる。それも譜面が丸見えなので、いきおいそれに目が行って一緒に休みを数えたりしてしまう。いっぽう、弦はまるでここには響いてこない。まあサントリーホールの場合、一階席で聴いても似たようなものなのでそれは気にしないことに。

さてさて今回の目当ては、ホンモノのオルガン付き「噴水」。あのペダルトーンがどう響くか、それだけに注目していた。結論から言えばそれは「ズ~ン …」であって「ズドーン!!」ではなかった。指揮者の指示によるものなのか、あの着座位置ならではの鳴りだったのかはわからない。ま、バランス的にはあれで良しなんだろが、果たしてどうなんだろう?  俺的にあそこは、オケ全部踏み潰すぐらいの重低音が聞きたいとこなんだが。

休憩をはさみ、最後のマラ5は素直に楽しめた。プロだって手を焼く難曲なんだし、ソロの瑕疵は気にならない。むしろそのプレッシャーに堂々と立ち向かった奏者らに、心から拍手を送った。これももしかすると、指揮者からの視線を常に感じながら聞いていた、あの位置ならではだったのかもしれない。

時効ネタかな …

現J2の横浜FCが発足した直後、特例で初年度JFLを戦っていた頃のこと。ある人から「チームが練習場の確保に困っている」と聞き、前にベルマーレとかが使っていた近所のグラウンドの事が頭に浮かんだ。そこで会社帰りに立ち寄り、かくかくしかじかと説明してみたところ「暫く使う予定がないので申し込みがあれば」との返事。早速それを球団に告げると「すぐにその件をマネージャーに伝えてください」と携帯の番号を教わり、電話した相手が田部和良さんだった。それから幾度かこのグラウンドにチームが練習に来るたび、その田部さんから運営上の苦労話など聞かされたものだった。

そしてもうひとつ、忘れられないのがその横浜FC最初の夏。今とは比較にならないぐらいビンボーだった当時のチームに、オフでの合宿なんぞ望むべくもない。でもそれを何とか実現できないかと、俺はその田部さんと一緒に合宿地探しをしたのだ。山梨長野新潟群馬と、一緒に一日で500km以上を走ったりもした。が、やはりチームに先立つモノがなくて頓挫(涙)。そこで俺は当時の取引先だったイベント屋に、話題性をネタに無理やりねじ込んでみた。するとそれが思いのほかウケ、上手くすればモノになりそうだったので途中から田部氏に振った。その結果、話はあれよあれよという間に進み遂にはチーム負担ゼロ(!)で、国内某所での10日間以上に渡る夏合宿(!!!)が実現してしまったのである。尤もその間、約束が違うとか違わないとかで結構モメたらしいが、結果的にプロチームらしく最初の夏を過ごせたというところは田部氏の手柄である。そんな初年度の最終戦後、新横浜で行われた打ち上げの席で田部氏から「お世話になりました」と握手を求められた。「こちらこそ」と言葉を交わしたのが、つい昨日のことのようだ。

あれから15年。俺の携帯には、まだその田部さんの番号がある。これからダイヤルして返事がなかったら、信じることにしよう。