これが噂の …

昨日の午前中。なんか面白いのやってないかな、とEPGを眺めていてビックリ。なんとBSスカパーで「富士総合火力演習」をやってるではないか。

マジすか!? と思いつつ見てみれば、本当に東富士でのそれの中継中。指令も解説も軍事用語のオンパレード。画面左上には「LIVE」とあるし。そう言えばチケットが入手困難とか聞いたことあるなあと、そのまま見入ってしまった。

鈴なりの見物客はマニアが大半だろうが、なるほどこれはマニアならずとも見る価値あるな、と納得した。弾着から少し遅れて爆音がズドンと聞こえてくるところなど、ほとんど花火大会のノリだが、これは破壊兵器・殺戮兵器のデモだ。遥か彼方のマトが木っ端微塵、跡形もなく吹き飛ばされるサマには恐怖を覚える反面、その精度と破壊力は痛快ですらある。とにかくそれら質と量は、どれも俺の想像を遥かに超えていた。

どうかこれが抑止力・防衛力以上の存在とならない事を心より祈る。

200年前のフランスに思いを馳せる

「さっき外人の尼さんとすれ違ったよ」
「え、お坊さん?」
「ううん、黒い服で白いのかぶってた」
「バカねぇ、ああいうのはシスターっていうのよ」

このバカガキは、修道女を生まれて初めて見た時の俺である。その後聖職者とか修道院とかの意味は人並みに理解しつつオトナになったが、クリスチャンになった訳ではないので知識もそこまで。

そんな俺が今回、これまでずっとカネなくて買えなかった気になっていたプーランクの歌劇「カルメル派修道女の対話」のblu-rayを購入した。以前TVで見た時は「訳わからんし陰惨で盛り上がらんなー」と途中リタイヤに終わっていたので、今回はフランス革命あたりを少し予習してから見始めた。

結果。これはスゴすぎ。トイレも我慢して最後までイッキに見てしまった。中でも刑の執行に先立ち、広場で高らかに鳴るファンファーレがいちばん怖かった。史実が元というのもあってか、これはもうオペラどころか「劇」という枠を超えてしまっている。

そこで今度は復習をと、この時代のフランスについて更に調べていて目に止まったのが「ベルばら」。オスカルアンドレイケダリヨコフェルゼンマーガレットルイルイマリーアントワネットである。一度も読んだことがない。アニメも見てない。むろん宝塚も。そう、ここであの時代と背景とを学んだであろう多くの人の知識が、俺にはなかった。無知の知である。ならば今からでも読むしかないと即断、入手したのが文庫版全5巻。これもあっという間に読了。その最後の方に、こんな一文がある。

「よく1794年までに革命広場のギロチンがロベスピエール、サン・ジュストらをふくむじつに2600人の血をすったのちに …」

恐らくそのうちの16名が、このカルメル派修道女たちなのだ。「事実は小説よりも奇なり」というが、あの時代のフランスもそうだったんだなあと。そして今から200年後、この日本は子孫らにどう語り伝えられているのだろう? と考えたりもして。

う~ん、今回はいいお勉強になった。