ケチって急いだ結果回った、の例

以前アイワのTNCでビービーやってた頃に使っていたDAIWAの安定化電源が、どこへしまい込んだか見つからない。まあ最後に使ってから20年以上経っているし、出てきたとして動く保証もないので、思い切って新しいのを購入すべく品選びを開始した。

ところが、今やこの安定化電源という名の製品はヒジョーに少ない。DAIWAにはプロユースのそれしかないし、品揃えの良いのは嫌いなアルインコぐらいなもの。そこで最終的に選んだのが第一電波工業のDSP2000。スイッチング電源というところと、その野暮なデザインとが気に食わなかったが、他に手頃なのがなかったもので、やむなくこれにした。

が、使い始めてすぐにイライラしてきた。デジタルメーターを見ながらボリュームを開いていく時、3.3Vとか5Vとか、丁度いいところでピタっと止まってくれないのだ。またその感触が軽すぎて、何かの拍子に一杯まで回してしまいそうになる。こうなると微かなファンの音も気になってきて、初日でもうすっかりイヤになってしまった。

そこで早くも後継機探しに入ったところで、目についたのがサンハヤトのDK-910。0.8Aしか出せないので今回の目的にはギリギリだが、ボリュームが半固定で目盛り付きというところが気に入った。メーターなんぞ不要だし、何よりデザインが小洒落ている。けどまたここで壱萬かぁ … と思ったら、隣にそのキットたるDK-911が。そこで即決、これを作る事にした。

数日後、届いたそれを開封してまず目に飛び込んできたのが、大きなトランス。こういうのを見たのって、以前これを作った時以来だ。あの時は数時間で完成、アッサリ鳴ってしまった。今思えば、ここでこれを思い出したのがマズかった。

ハコが小さいので思いのほか配線とネジ止めに苦労し、ひと通りの組み立てが終わったのは開始から3時間後。そこでこのバカ男は「ミスはない筈だし、動くでしょ♪」とばかりにこれを、いきなりACに繋いだのである。そして正面のプラグにテスターをあてた、その直後 …

「パチーン!」という音と共にいちばんデカい電解コンデンサの天井に穴があき、茶色の汁がじゅるじゅると吹き出した。慌ててACを抜いたが既に手遅れ。香ばしい煙の中、涙目でお汁を拭き取りつつ再度配線をチェックしていて「あ”~!」と声が出た。ブリッジダイオードが左右逆です(笑)。そりゃトブわな、と心から納得した。直ちにこれを引っ剥がして正しく付け直し、コンデンサを全て同等品と交換してみたが×。既に基板はボロボロだし、諦めてサンハヤトに補修部品を注文する事にした。

2015-04-29 15.48.41 301F (3.69mm, f/2.2, 1/60 sec, ISO97)

それが揃ったので、本日リベンジ。念には念を入れ、こまめにテスターを当てながら組み上げた。そして結果は … OK! ホッとした。しかしまー、こんな大騒ぎの結果、完成品を買った方が安くて早かったという過酷な現実。これも経験、勉強ってもんなんでしょうか …

あ~あ

RaspberryPiを裸のまま使っている人は少ない(と思う)が、Arduinoはケースに入れて使っている人の方が少ない(と思う)。これって恐らく

* RPiはそれ単独でも楽しめるがArduinoは何か繋いでナンボ
* RPiはT型基板でGPIOを外に引っ張り出せるがArduinoは直挿しorシールドが基本

そして

* RPiはArduinoより(ちょっと)高い

と、こんな理由からだ(と思う)。だが俺は、小柄なArduinoがケーブルに引っ張られて七転八倒する姿を見るに耐えなかった。そこでケース探しの末、いちばんキレイに見えたこれを注文した。アクリルのキットだというから、カチカチカチで5分もあれば完成だろう、とこの時は思っていた。

が、それはアマかった。届いてすぐドライバー片手に組み立てを始めたものの、最終形が見えず「おとっ! → ふりだしに戻る」の連続で、ちっともできない。結局、万力やらテープやらを引っ張り出しての作業は1時間以上に及んだ。

かように苦労しただけあって、愛機UNOを格納し上蓋を閉めた時は感動した。やはりキレイだし、Arduinoが壊れる心配しながら使わずに済むというのは何よりだった。ただ、やはり上蓋を閉めた状態ではジャンパーの抜き差しが少々面倒である。そこで今日、これを外そうとした。すると

ポキ

というプリティな音と共に、緑色の破片が目の前で放物線を描いた。そう、カケたのだ上蓋が。破片を拾って、くっつけられないか見たが無理。あの喜びの日から、僅か2週間。覆水盆に返らず …

2015-04-23 21.47.45
301F (3.69mm, f/2.2, 1/33 sec, ISO73)
写真じゃわからんでしょうが

萎えた。イッキに萎えた。この俺にカケた上蓋を女々しく使い続ける趣味はない。結論、潔く以後それを取り去ったテイで使う事とした。なんだかボンネット開けたままでクルマ走らせるみたいで実に気分悪いが、もういい。ここはすぱっとアタマを切り替え、本筋に戻ることとしよう。

たまにはヴェルディも悪くない

録画しておいたザルツブルグ音楽祭2014「イル・トロヴァトーレ」を観た。ザルツブルグ音楽祭って、昔はFMで聴くしかなかったのが今や茶の間からハイビジョンで楽しめるというだけでも感動だが、今回は苦手なヴェルディだし、目当てはネトレプコだけ(キッパリ)。

けど今回のそれは、何とも奇抜な演出で最後まで飽きなかった。主役がALSOCみたいな格好、舞台装置は絵画ばっかりで更には舞台に平服の一般人(を演じる役者)ゾロゾロって、殆ど新劇のノリ。こういうSFチックなオペラもまたアリ、というのを感じさせてくれた。例によって賛否両論渦巻いたようだが、まあこれなら○でしょう。肝心のネトレプコも期待通り強烈かつ圧倒的な存在感を放ちまくってたし。

これは近々もう一度見るだろう。長くて大変だけど。

ぐったり

昨日に引き続き「さあ次はこれをRPiでサクッと!」  … はい、それは予想どおりの「大ハマリ」。このチップの利用者が少ないのか使いこなしが難しいのか、その理由はわからんが「気軽に真似しましょうパクりましょう!」な例が殆ど見当たらない。以下はその足跡。

最初はpython路線からこれ。その名前からして「ベクトルが合ってるんでは!?」と期待したが、pygameというのがちらっと見えたところから暗雲(俺はRPiでGUIを使った事がない)。案の定、importであれがないこれがないのカオス。小一時間ドタバタの末に断念。

次は「TLC5940 raspberry」でトップに出てくるこれ。しかしREADMEのInstallation通りではコンパイルが通らない。どうやらgccが4.6ではダメらしく、4.8にしてコンパイルはできたが今度はmakeの最後の方で

make[2]: Entering directory ‘/root/tlc5940-raspberry/example’
CXXLD  tlc_example
/usr/bin/ld: main.o: undefined reference to symbol ‘wiringPiSetup’
//usr/local/lib/libwiringPi.so: error adding symbols: DSO missing from command line
collect2: error: ld returned 1 exit status

「なんなんだこの妙なエラーメッセージは!?」と毒吐きつつ悪戦苦闘の末、試しに

./configure LIBS=”-lwiringPi”

としてからmakeしたら成功。/usr/local以下、wiringPiの近傍にそれらしいのが幾つかインストールされた模様。恐らくこれらを使えばPWMx16が使い放題となるのであろう事はわかった。がここで体力が尽きた。と同時にこう思った。

「i2cの先にこれがいてくれたらどんなに楽だろう」

そもそもこれだけの事にブレッドボードがジャンパーだらけって、前時代的だよね。実際そういうシールドとか出てるし、楽なぶん少々高いが「Time is money」だ。LCDとか7segとかはその路線で試してきたし。まあ技術的な興味は尽きないが、ここはすっぱり頭を切り替えるべきなのかもしれない。

という訳で、この件ここまで!

# 実は本日これと並行してやっていた、ある試みで致命的なミス。結果RPiどころでなくなったというのもあったりする(涙)。

最近すっかり「Arduinoで試しRPiで活用」という流れができつつある


arkの10連バーLED(たぶんコレ)とTLC5940NTを入手したので、これらを試してみる事にした。が、困ったことにこのLED、どっちがアノードなのかわからない。型番が印字されている方なのか、それともピンクで○印がついた方か? エイヤで試して即日昇天ではシャレにならないので、まずは後者を単色LED10発との組み合わせでArduinoから動かしてみる事に。

comment配線の参考にしたのはTLC5940ライブラリ中の「BasicUse」なるスケッチのコメント。ここでは抵抗の値が2KΩとなっているが、手持ちがなかったので4KΩで代用。例によってLEDがショートすれすれで危なっかしいが、無事動いてくれたので○。こうなれば次はこのLEDをarkのそれと交換するだけ … なんだが、資料がない(俺が見落としてるだけ?)。Fritzingのパーツ、どっかにないもんだろか? そしてもうひとつの不安は、RPiにこれと同等のライブラリがあるのかどうか。そこから自前で、というのはご勘弁願いたいが、果たしてどうなりますことやら。

# 波形こそ見てないがこのTLC5940くん、気に入ったぜ!

# 追記:できましたー♪

I.Stravinsky ” Une fête au village” à partir de “Le Baiser de la fée”

ストラヴィンスキーのバレエ「妖精の口づけ」より「スイス舞曲」。

… というのは半分ウソで、実はチャイコフスキーの「2つの小品」Op.10から「ユモレスク」。ストラヴィンスキーのこの曲がなければ、恐らく一生知らなかったであろう佳曲。チャイコフスキーにも「モーツァルティアーナ」という、モーツァルトの曲のメドレーみたいな作品があるが、さしずめ「妖精の口づけ」はストラヴィンスキーによる「チャイコフスキアーナ」。そのうちヒマみて他のもやってみようかなと思っている。

7segの怪

近い将来使う予定で購入していたAdafruitの7セグ4桁LEDを試してみることにした。

まずは基板にLEDとピンヘッダ4本をハンダづけ、背面のピンから余分なところをカットして準備完了 … が、このままブレッドボードに刺すのはちと危険な気がして、背面をテープでマスクした。これをまずはArduinoで動かしてみると、あっさりOK。そこでいよいよこれをRPiから動かすべく配線。I2Cなので信号線は2本だけ、VCCには+5V。抵抗とか不要だし、図に書くほどのものでもない。そしてAdafruit提供のサンプルを展開、これもまたなんなく動いた。

と、ここまでは頭をひねる局面がなくてつまらないほどだったが「テストも終えたし片付けよう」とVCCを抜いたところで、不思議な現象が。それまで明るく輝いていたLEDが消灯せず、暗くぼやーんと表示されたままになっている。むむ? と思い、再度通電するとまた明るく光り、外すとまたこの状態。今は特にこれで困る訳ではないが、何なんだこれ? この製品特有の動作?? さっぱりわからない。

まあひとまず今日は「動いてヨカッタ!」でおわり。先の怪奇現象については、おいおい調べる事としよう。

いまどきMIDIで苦戦中

このサイトでも常日頃お世話になっているMIDI。実はむかしむかし、仕事でそのシーケンサーを自作した事がある。最終的にそれはMIDIドライバからカーネルにまで踏み込み、テンポもキーも動的に制御可能なのに加え、どんな状況下でも発音のタイミングがモタつかないところまで磨きあげた。あれは我ながら傑作だったなー(… 遠い目)。

と、それぐらい自信のあったモノを今回、また作る事になった。プラットホームはRPi。リアルタイムな演奏に加え、あるデバイスの制御をする予定なのでSMFのパースからスタートした。しかし当時のリソースは何一つ残っていない。そこで記憶を頼りにゼロから、と思ったらその記憶が完全にすっ飛んでて、ほんとのゼロからとなってしまった。そこでまずはSMFの復習から。

「ふむふむ、チャンクね、トラックね、デルタタイムね」とその仕組みはすぐに思い出した(=何も変わってない)が、それを不慣れなPythonでやろうとしてハマった。それというのもSMF(というよりMIDI自体)の規格が80年代初期のそれなもんで、処理の単位がビットである。更には整数を可変長な形式とし、それらをビッグエンディアンでギチギチに詰めている。これをポインタのない最近の処理系で扱う、というところにもうかなりの無理と矛盾がある。

ラチがあかないのでCで書こうかとも考えたが、それはそれでまた後々手間がかかるだろうと思い、ここはまず手慣れたPHPでという事にした。結果、どうにか全てのイベントを拾い出すところまでは辿り着いたが、本当にやりたい事はまだまだこれから。ゴールは遠い。