Johann Strauss II “Die Fledermaus” Overture

早いもので、気がつきゃ感動の「こうもり」からひと月過ぎてた。

この作品はTVでそれまでさんざ観てきたが、印象に残っていたのは序曲と「シャンパンの歌」だけで、あらすじもよくわかっていなかった。俺の中では「ただなんとなく観ているだけでも楽しいオペレッタ」とそんな位置付けで、特に興味関心を惹かれるものではなかったのだ。が、今回は初のナマとあってさすがに予習した。ふむふむ、ふむふむ …

そして迎えた一年ぶりの「小澤征爾音楽塾」東京文化当日だが、持病の肩コリの悪化と大量の花粉襲来で体調は最悪。居眠りでイビキかかないか、マジで心配しながらの開演となった。

しかーし! 幕が開いたところで全身シャキーン! となった。豪華ケンランとはこういうのを言うのだろうと思った。それは、メトに負けず劣らずな、まんまグランドオペラ(当たり前か)。短めの残響で声も音もバシッとくるし、なにより予習の成果で展開が読めててもうカラダもアタマもノリノリ。長い休憩でへべれけになりながらも、最後の最後まで眼と耳全開なひとときでしたとさ。

そんな素晴らしい体験の記念にと、その序曲を仕上げることにした。というのもこれ、着手したのは3年も前だが、あの雰囲気がどうにもモノにできず、何度もチャレンジしては投げ出してを繰り返していたもの。実際これだけ緩急目まぐるしく変わる曲もないし、あの雰囲気を保ちつつそれらを淀みなく繋げるのがエラーク難しい。毎日ちょこちょこと進めてきてひとまずこんな感じでカタチにはしてみたが、これはまたどこかで見直す可能性大。でもこういうのって「ああでもないこうでもない」と悩みながらやっているうちがいちばん楽しいのだ。これもまたオンガク!