手持ちのレンズをEOS 6Dで検証する (5)

5本目にして最後のそれは「TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD」。但しこれを購入したのは、6D以前と言ってもつい最近のこと。久々にD30を使った折、やはりイザという時のために望遠ズームは一本持っておきたい、と考えての衝動買い

実は10年以上前、たまたま中古屋で程度のいい「EF100-300mm F4.5-5.6 USM」を目にして、特に目的もなく購入した。そして手持ちであれこれ撮ってみたが、手ブレばかりで使い物にならない。そこで更に三脚を購入、鳥とかサッカーとかに挑んだが被写体ブレでこれまたダメ。そこでまた更にKenkoのx2テレコンを購入し、月を一回だけ撮ったところでハッと我に返り、翌日買ったのと別の店で売却。この間、僅か2週間。激しい自己嫌悪に苛まれ、これがトラウマとなってか以後ずっと望遠なし。三脚とテレコンだけは残ったが。

それが今回、Amazonでこれの存在と評判とを知り即決。早速D30で使ってみたところ、テレ端でもある程度まで手持ちでイケるのに安心かつ感動したばかり。ISO4桁まで実用域な6Dなら、更に速いシャッターが切れるだろうと期待した。

Canon EOS 6D (70mm, f/11, 1/125 sec, ISO320)

Canon EOS 6D (300mm, f/5.6, 1/350 sec, ISO160)

Canon EOS 6D (70mm, f/4, 1/250 sec, ISO1000)

色もキレも思ったよりいいし、何よりVCの効果が絶大(と感じる)。コスパ最高!  どこで使ってやろうかな?  と考えるのもまた楽しい。ちと重いが。

さてこうして「デジタル一眼黎明期のレンズを最近のEOSで使うとどうなのか」を順繰りに見てきたが、その結論はと言えば「AF性能に拘らなきゃ、どれも充分以上!」か。特にズーム流行りな昨今、明るい単焦点がどんなもんか知りたいという向きには、こういうのが一番かと。

追記:  試しにKenkoのx2テレコンを挟んでみたところ、なんとAFも(遅くて迷うが)動作、手ぶれ補正も効いた。が、さすがに600mmで手持ちはあり得ないし、肝心の写りも「どよん」という感じ。やはりこれは非常時の保険か。

これぞグランド・キャニオン!

ここでも書いたが、カンゼルとシンシナティ・ポップスの「大峡谷」は演奏も録音もイイ。CDで買ったのはずいぶん前だが、ひょんな事から先日これを出先で聴く事になった。すると同席していたある人がそのジャケットを手に「この CAUTION! DIGITAL THUNDERSTORMって?」と聞いてきた。そんな注意書きがあったとは俺自身知らなかったので、同じ組み合わせの「1812年」にあった「音溝の振幅が激しいから再生装置に気をつけろ」みたいなもんだろうと応えた。

ところがよくよくジャケットの裏を見ると、いちばん最後のトラックに「Cloudburst (with thunderstorm effects)」なる表記が。は?  何だこりゃ???  と思って聞いていたら、なんと終曲だけがもう1トラックあって、そこではサンダーシートでなく本物の雷鳴が使われているではないか!  知らなかったー!!  しかもこっちの方がずっと派手で面白いし!!!

Canon EOS 6D (90mm, f/11, 1/180 sec, ISO2000)

終曲「Cloudburst」はppで始まるがその時間が結構長い。なのでこれまでいつも俺は、その前で終わったものと思って再生を停止していたのである。ここがウリのCDなのに、アホとしか言いようがない。ジャケットよく読め > 己。

という訳でこれはオススメ … と言いたいところだがどうやらこれ、いまや中古でしか手に入らない模様。どこかで目にしたら躊躇なくお買い求めを。

# そのエリック・カンゼルも既に死んでるし