マエストロ広上はかく語りき

ひょんな事から杉並公会堂で日フィルの公開リハーサルをタダで見られると知り、時間ができたので荻窪へ。あれ以来だから、新装なった杉並はこれが初である。先着600人限定とあったが、事前に電話で「12:00までに来ればまず大丈夫」と聞いていたのでほぼジャストに到着。既に結構な待ち行列ができていたが、驚いたのはその年齢層の高さ。ヘタすりゃ俺が最年少か!? というほど。そりゃ平日の昼間だしとは思ったが、どうも聞こえてくる会話の内容から察するにみな日フィルもしくは杉並の常連の様で、肩身が狭い。

が、まあそれはいい。大事なのは評判のいいこのホールの音響が俺好みかどうか、まずはそこだったのだから。そして開場、ホールに足を踏み入れるとそこでは普段着の団員らによる「Also sprach Zarathustra」の断片がカオスな状態で響いていた。これはいい! 低弦と打楽器がバシッと聞こえてくるところが◎。やはりこういう小ぶりなホールが俺の性に合っている。

そして定刻。噂には聞いていたが、本当にピアニカ持参で広上淳一さんが入ってきていよいよリハーサル開始。そこから約90分間、さすがプロという感じの「Also sprach Zarathustra」をたっぷり堪能。

それにしても赤いTシャツ姿のマエストロ広上、指揮台でピアニカを吹く姿たるやどこぞのなんたらバスカーズ。確かに、アゴーギクを的確に伝えるのにアレはアリだ。珍しいものを見た気分で、それはそれは楽しいひとときでした。これはおススメ!