なにごとも経験!

屋外でのレンズ交換の機会が多い俺の場合、よくセンサーやミラーにゴミが付着する。だが前者はともかく、後者は宿命と割り切り、細かいのは気にしないようにしてきた。

が、細かいのに加え少し前から大きいのがファインダー内にへばりついてからは、どうしてもそこに目が行ってしまう。ブロワーでなんぼ吹いてもダメだし、本気で清掃することにした。

まず「ミラーか?」とこれをセンサークリーナーで拭いてみたが、消えない。「フォーカシングスクリーンか?」とこれも下から拭いてみたら(注1)、少し良くなったがその大きいのが消えない。「裏か?」と思ったが、そこを拭くにはこれを外さなければならない。えーとどーすんだっけなー? と思いつつ、指でそこらをつついてみたらパカっと蓋が開き、中からころんとフォーカシングスクリーンが出てきた(注2)。おっ、ラッキー♪ とばかりにそれを指でつまみ出し(注3)、裏まで拭いた。そしてこれを元に戻し、さあこれでカンペキでしょー!  とファインダーを覗いてみた。

唖然。あの大きいのは消えるどころか拡大、更にはその周囲に糸埃やら縞模様やらが満開。膝からがくがくと力が抜けてきた。やるんじゃなかったー! と天を仰いだが後の祭り。こうなった以上メーカー送りがいちばん確実なんだろうが、それには多大な時間と¥が。ああっ、どうすりゃいいのさ orz…

と、そこでハタと思いついたのは「フォーカシングスクリーンを新しいのと交換すれば吉なのでは?」だった。調べてみたところ、俺がダメにしたEg-AIIの他にも装着可能なのが幾つかあって、中でもEg-Sというやつがよさげに見えたので、早速これを買いに走った。

Canon EOS 6D (24mm, f/13, 1/125 sec, ISO6400)

その帰路、某喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら取説を読んだ。ふむふむ、専用工具で外して付けてと。なんだ簡単じゃん!  と思いつつ店を出ようとしたその時「う、もしかしてここの方が俺んちより衛生的かつ広くね?」という思いが頭をよぎった。6Dは持って来てるし、そうだここでやっちまおう、よーしやるべやるべ!  で開始。

数分後、それは無事完了した。カスタムファンクションでEg-Sを選択、店を出て6Dを空に向けファインダーを覗いてみると  …  ヤッター!  キレイだわ♪  Eg-Sの「ピントの山がつかみ易い」というのも実感できて、メデタシメデタシで帰宅したのでした。うーん、いい勉強になった。

注1:  フォーカシングスクリーンを拭いてはイケマセン
注2:  カメラを上向きにしてから外しましょう
注3:  専用工具を使いましょう

追記:  Eg-Sは開放F2.8以下でないとファインダーが暗いというので、タムロンの70-300で試してみた。なるほど暗い(笑)が、これって昔の望遠の時のそれ。懐かしさで、却って嬉しくなってしまった。Eg-S、気に入ったぜ。

更に追記:  その70-300を久々にマウントしてみて、あれほど重いと思っていたそれを「軽い!」と感じてしまった。写りはいいがやっぱ重すぎるんだよね、アレ。んー。

Xcodeふたたび

久々に本業でiOSアプリケーションを作る事に。正直なところ「やりた***」が、それもArduino方面で遊ぶための糧を稼ぎ出すため。覚悟を決め、カチッと頭を切り替えた。

今回のそれはキャリヤ版iPadがターゲットで、サーバとの間で通信を行う。扱うデバイスはGPSとカメラ。機能的な要点はタッチパネル上での手書き署名とGoogleMap。これらをゼロから書いたら大変だが、たぶん以前使ったUIWebViewで行けるだろうと判断、まずはここから調査を始める事にした。

するとどうやら今ではWKWebViewという新しい仕組みが推奨の様なので、早速これを試してみることに。だが、3年ぶりのXcodeで既に右も左もウラシマタロウ状態。さーて困った、とググってみれば出てくるのはSwiftの例ばっか。それもStoryBoard(俺はこれが生理的に好かん)からという例のパターンばかりで、早くも心折れそうになった。

それでもどうにか、手持ちのiPadでWKWebViewにURLを与えて動かすところまでは進んだ。そこからCANVASだgeolocationだセキュリティだプライバシーだをひとつずつ片付けていって、どうにか必須機能の全てをWKWebView内で動作させるるところまで辿り着くまでに約2日。まだ何点か問題・課題を残しているし、工期は2ヶ月と決して余裕はないが「これなら恐らく大丈夫」と今はひと安心な段階。

しかしまあ、うっかりミスると煙が出るわ感電するわなArduinoとくらべ、この過剰サービス懇切丁寧な開発環境と、ミスっても「あ、いけね」でいくらでもやり直し可能、というこの違い。お釈迦様の掌の上の悟空になった気分である。はぁ。

#備忘録1 iframe内から親documentの要素にアクセスする際に指定するコンテキストは[window.parent.document]。[parent.document]と説明しているサンプルを多数見るが、これではダメ。

相模原市の歴史を辿る

時間ができたので再度思い出の町、相模原市へ。今回は、かつて休日によく訪れた場所を歩いてみることにした。

まずは市立博物館。お目当ては相模大野駅周辺のジオラマで、これは昭和50年頃のそれ。右手奥、オレンジ色の屋根が駅。左側の鉄塔は米軍病院のそれで、あの頃はこれが駅前から真正面に見えた。静かで、のんびりとした街だった。時折上空を通過する戦闘機の轟音で窓が揺れたのも、今となっては懐かしい。あの時、パイロットの眼下にはこんな光景が広がっていたのだろう。

Canon EOS 6D (24mm, f/4, 1/125 sec, ISO6400)

次は麻溝公園。子供が小さかった頃にはよく出かけたもんだが、あれからはや数十年。生憎の天気ではあったが平日とあって人も少なく、落ち着いて歩くことができた。

ここにはふれあい動物広場というのがあって、こういうのを間近に見られるのがイイ。無料だし。

Canon EOS 6D (70mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO1600)

Canon EOS 6D (200mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO800)

そこから隣接する相模原公園へ。ここには大きな温室があって、変な植物がたくさん。

Canon EOS 6D (90mm, f/8, 1/45 sec, ISO6400)

Canon EOS 6D (90mm, f/8, 1/250 sec, ISO5000)

Canon EOS 6D (90mm, f/8, 1/250 sec, ISO4000)

Canon EOS 6D (90mm, f/8, 1/125 sec, ISO6400)

Canon EOS 6D (90mm, f/8, 1/180 sec, ISO6400)

さてこの2つの公園、合わせてその広さ実に60ha以上(!)。この広大な一帯が、かつては陸軍の演習場だったというのをご存知だろうか?  それが戦後米軍に接収され、返還後に麻溝公園は市立の、そして相模原公園は県立のそれとして開園したのだそうな。相模原市内には他にも広い公園が多数あるが、みな同じ理由とか。

今や政令指定都市となった相模原市の歴史、特に昭和の初めから戦後にかけてのそれは興味深い。もうすこし調べてみようか、という気分になってきている。

「でもシアワセなんて どう終わるかじゃない どう始めるかだぜ」

「牧神の午後への前奏曲」で音楽の世界の奥深さに開眼するまで、俺は田舎のギター小僧だった。その頃俺が愛好していたのは、当時既に解散していた「はっぴいえんど」という名のバンド。中でもそのデビューアルバム「はっぴいえんど」の中の「はっぴいえんど」という曲(ヤヤコシイ!)がいちばん好きだった。タイトルは、そのいっぱつめのサビ。それは今でもずっと、心の中にある。

「でもシアワセなんて 何を持ってるかじゃない 何を欲しがるかだぜ」

これが2発目。今なら「そうそう、そうだよな!」だが、当時は「え、そうなの?」だった。要は「世間知らずのガキだった」ということ。でもあの年頃ってきっと、誰だってそうだったろう。

今日、久々にこれを聴いて気持ちが少し楽になった。実はここ暫く、いろいろあって身も心もフトコロもすっかり疲弊していて気持ちも後ろ向きになっていた。が、ここでまた欲しいモノやりたい事に後押しされて、前に進む気になった。いまは明日が楽しみ!

Tirez sur le pianiste de faux!