Do you konw my 「Hooked on Classics」?

若い頃、FEN(現AFN)つけっぱなしで就寝というのをよくやった。当時も早口でのお喋りの他は米国産POPが中心ではあったが、番組の繋ぎに変なのを挟んでくるのが楽しみだった。覚えているのは「Switched on Bach」だったり、スィングル・シンガーズだったり、ホフナングだったりグラッペリだったり。

wantedそんな中でも、とりわけ変だったのがこれ。名曲のチャンチャカチャンみたいなメドレーだが、リズムがよくて体がノッてくる。何だこりゃ? と思ったが、インターネットどころかアパートに電話すらない頃とあって調べようがない。そこで俺は翌日、青い目の知人に「FEN interval classic 4beat アレ何?」と聞いてみた。すると「オーアレネ、neonなんとかやわ」と変な日本語で回答があった。それをヒントにレコード屋で見つけたのがこれ(なお写真はUKのオークションに出品されていたLP)。オケ仲間にもウケた。

するとひと月かそこらして、これが全国的にウケたか大ブームとなった。ところが不思議なことに、紹介されるのは俺が買った奴とは別の盤。曲の並びもアレンジも同じなれど、オケが違う(ロイヤル・フィルだったらしい)。でも演奏は俺のやつの方がずっと冴えてた。だがバカ売れしたのはこっち。続編が次々出たのもこっち。俺のやつはレコード屋の店頭からも消えた。そしてそれも、誰かに貸したきり帰って来なくなってそのまま(涙)。

まあ今となってはどうでもいいんだが、あの頃FENで使われていたのは紛れもなく俺のやつ。なんでああいう事になったのか、いまだにわからない。

俺的にはカンカンの「雷鳴と電光」がツボだった。ラフマニノフに開眼したのもあれがキッカケだったかも。FENと俺が認めたあの盤、もう一度聴いてみたいもんだ。

非おすすめBD-Rのご紹介

昨日ヤ○ダ電機にて、10枚入りで1枚あたり約70円という激安BD-Rを発見。6倍速でこれはめっけもんと、即買い。mag-lab HDBD-R6X10SP

ところがそれを今日BZT-710で使ってみたら、1枚目でいきなり 「ディスクの汚れまたは傷などでダビングできなかった可能性があります」とかで失敗するではないか。たった今開封したばかりのディスクに、汚れも傷もあるわきゃない。念のため一旦取り出し、再度試してみたが結果は同じ。ここで俺は「たぶん2枚目も同じだろう」と予測したところ、それは見事に当たった。これはもう不良とかではない。明らかにドライブとの相性の問題だ。3枚目を試す気は、むろんない。これは実家に送付して秋の収穫シーズンに向け、畑で鳥除けに使って貰うのがベストとの結論が出た。

ちなみに6倍速のメディアはこれが初。4倍速まではこんな事、旧レコーダでも一度もなかった。もしかするとダビングの設定とかで回避できるのかも知れないが、調べてみる気もない。「安物買いの銭失い」とはこのことだ。Digaユーザの皆様、どうかご注意を。

中野から「クラシック」が消えた日

その時、俺は瓦礫だけになってしまった一角を前にして、ただ突っ立っていた。「もっと早くに来れば良かった」という悔恨の念と、受け止めざるを得ない現実の重さとを全身で感じながら。

中野の名物だった名曲喫茶「クラシック」。最後にここを訪れたのは、その2年前。先代が亡くなった後、その娘さんが店を引き継ぐ形で営業が続いていた。それまでと何ら変わらぬその雰囲気に安心し、久々に長居をしたものだった。

ところがそれから暫くしてその娘さんも亡くなり、店は閉鎖されたとの報せを聞いて愕然とした。更には取り壊しが決まり、すでに工事が始まったとも。俺は慌てて中野に向かった。だがそこにはもうあの古びた椅子も扉も、煤けた窓もなかった。まるで巨人に踏み潰されたかの如く、そこだけぽっかりと空間ができていた。いつでも行ける、と思って油断していた自分を呪った。

そして思わず「こんなに小さい店だったのか・・・」と呟いた。細い路地の脇の、猫の額ほどの敷地。でも中に入るとそんなことを全く感じさせなかったのは、ここが真に心休まる場所だったからだろう。

在りし日の「クラシック」思い起こせば学生時代。都内の書店とレコード屋を巡り、最後はこの店で閉店まで、というのが日曜の楽しみだった。中野の駅に着くと、気持ちが高揚して小走りになったものだ。コーヒーを注文してプラ札を受け取り、今日はこれだと思案してきた曲目を黒板に書いて席につく。本を読むでも、誰かと喋るでもない。ただ目を瞑り、あの場に溶けいるだけで満足だった。この店で知った曲も多い。エアコンの節電とやらで、1ヶ月以上も夏休みになるのも可笑しかった。

そんな事をつらつらと思い出していると、瓦礫の中に何か黄色いものが埋もれているのに気づいた。ひょっとして? と思い近づいてみると、やはりそれはあの黄色い看板だった。玄関の上にあった、あれだ。サンモールから路地に入り、この看板を目にした時のホッとした気分を思い出した。と同時に「本当に壊されちまったんだ」と思ったら、とうとう我慢していたものが溢れて止まらなくなった。瓦礫の中、肩を丸くしてしゃがんだままの後ろ姿は人に見せたくなかった。

追記:

あれからまた6年が過ぎた。先日、近くに用事ができたついでにこの場所を訪ねてみたが、当時を偲ばせるようなものは何ひとつ残っていない。ただその代わりと言っては何だが、おとなり高円寺に「ルネッサンス」という店ができた。ここには「クラシック」の調度品・装飾品の多くが運び込まれ、さながら博物館といった雰囲気である。実は嬉しいことに、あの黄色い看板もここにある。またここでは「クラシック」のメモリアルDVDの販売もしているので、興味がおありの方は訪れてみては如何かと。

真夏の鈴鹿の夢

鈴鹿1000kmは、グループC時代に一度見に行った。片道5時間を徹夜で走って炎天下でフル観戦、また5時間運転して戻るという芸当ができたのは、ひとえに若かったから(遠い目)。だが今やありがたい事にこれをJSportsが生中継してくれるので、今年も昼寝を兼ねてのTV観戦となった。それがまあ絵に描いたようなサバイバルレースで、あっちで接触こっちでスピンのオンパレード。おちおち寝ちゃいられなかった。いったい幾度アナウンサーの絶叫で起こされたことか。

それにしてもあのコースはすごい有様だった。中でもバックストレートはタイヤのカスとボディの破片だらけで、さながら地雷原。またそれを踏んだ奴のタイヤがバーストして破片をふりまき、更に地雷が増えるという夢の増殖炉状態。直接の原因は強い日差しからくる路面温度の高さにあったんだろうが、コース幅が狭い鈴鹿では益々ラインが限られてこういう羽目に陥る。今回もカシオトライアングル(今はそう言わないのか?)手前で大きなクラッシュがあったが、コースのみならずランオフエリアも狭いというのはやはり危険なんではないかと。まあ観ている分にはいいんだが、走る方は「たまったもんじゃない」のでは。

うぬぬ、鈴鹿サーキットは好きなだけに、西コースだけでも更なる改修でどうにかならんかなと思う。出走台数の多さが魅力のレースが地雷踏んでリタイヤ続出とあっちゃ、マニアは楽しめませんぜ > モビリティランド

ロンドン○○大会 開会式の模様

「選手の入場が始まりました、先頭は中国の選手団です」
「煙っていてよく見えませんね」
「選手全員、目が虚ろですよ」
「まっすぐ歩いてませんね、これはヘンです」
「ア、変ですね」
「末期症状ですね」
「銀を取り戻しに来たんだと張り切っていましたが」
「あのザマではまず無理でしょう」

「続いてインドです」
「選手は全員サリーにヨガのポーズですね」
「おや、先頭を丸眼鏡の男性が歩いていますが」
「あのスキンヘッドはガンジー選手です」
「何か抱えているようですが」
「あれは精塩の道具です」
「インドには塩がないのですか?」
「なぜか不足していた様ですよこの頃は」

「いよいよ日本の入場です」
「ロシア大会の再現といきたいところですね」
「今回も海上競技での好成績が期待されますが」
「ミッドウェイあたりがヤマでしょうか」
「注目の選手をあげてください」
「攻守共に世界一と言われるヤマト選手ですね」
「陸上選手が暑さと感染症で調子を崩しているとの報道もありますが?」
「水分と栄養の補給さえできていれば大丈夫です」
「時間内で決着がつかない場合、本土での延長戦となりますが?」
「前半のうちに速攻でリードしておけば心配ありません」

「続いてアメリカの入場です」
「昨日選手村を日本に襲われたと言って怒っています」
「選手の数がハンパないですね」
「審判団を味方につけているとの噂もあります」
「列の最後尾に大きな鉄塊がふたつ見えますが」
「何でしょう? 不気味ですね」

「選手宣誓が始まりました」
「ロシアのスターリン選手ですね」
「スポーツマン精神に則り正々堂々と戦う、と言っています」
「誰も信用していません」

「さあ遂に聖火が到着しました」
「ランナーを務めるのはドイツのユンカース爆撃機選手です」
「いま投下点火されました」
「スタジアムは阿鼻叫喚大歓声ですね」

「ロンドンがいま、熱く燃えています」

Tirez sur le pianiste de faux!