ひさびさのストラヴィンスキー

NHK-BSで耳にしたVnとPfの「ディベルティメント」が気に入った。そこでその原曲の原曲たる「妖精のくちづけ」を探したところ、行き着いた先はやっぱりNAXOSだった。ただその演奏は同社得意のマイナー団体ではなく、ロバート・クラフトにロンドン響という一流どころ。どうやら以前他のレーベルから出ていたものの再発らしいが、こういう貴重な録音の掘り起こしにも積極的なNAXOSの姿勢には敬意を表したい。

とまあそれはいいんだが、ここの盤の日本むけパッケージの文言はいつもブッ飛んでいる。誰が書いているんだか知らないが、今回のそれも

「当盤でお届けするストラヴィンスキー作曲の2つのバレエ音楽は他人の作品をネタに使用するという点では共通していますが、性格はかなり異なります」

だそうで。そこは「~より旋律を引用」とかでしょ普通。「ネタ」ってあんた(笑)。「当盤でお届け」というのもアレだし。好きだけど。

おっと、肝心の中身はと言えば併録の「プルチネルラ」ともども大変よろしいっ! シリーズらしいので、他のも聴いてみようかと思っているところである。

クリスマスの楽しみ

毎年、この時分になると無性に聴きたくなる曲がある。第九? ノー(てかあれはもともと好かん)。クリスマス・オラトリオ? 名前は似ているがそれでもない。それはアルテュール・オネゲルの「クリスマス・カンタータ」。極マイナーな曲なので知らない人が大半だろうと思うが、誰でもいちど聴いたら好きになること請け合いである。かくいうこの俺も期待感ゼロで買ってきたこれをBGMに麻雀していて、たちまちハマったところからだった。その日は大負けしたが(笑)。

その後CDではずっとジャン・マルティノンのを愛聴してきていたが、今となってはさすがに古い。もうちょっと新しめで録音のいいやつはないかな、とAmazonで探していて見つけたのがこれ(注1)。そのデキは◎である。オネゲルらしく陰惨な雰囲気のアタマ1/3をハイテンポで片付け、残りをゆったりと聴かせるところなどビギナー向けだし。ジャケットのデザインも粋で癒されるしで、おススメ♪。

これほど素敵な作品がメジャーになれないのは、恐らく独唱に合唱にオルガンまで必要としながら20分少々という演奏時間ゆえ、演目に載せ辛いからだろう。もったいないなー。

注1: 今ではAmazonのカタログから落ちている模様。

森光子逝く

あれは中学の頃、自宅でナニゲに「3時のあなた」を見ていた時のこと。時事ネタのコーナーが終わったと思ったら、和服姿の森光子が唐突に「ではクリエイションで、マジック・レディーです」とか言うではないか。「えっえっ!?」と思う間もなく、カメラが切り替わって現れたのはホンモノの竹田和夫氏以下4名。こうしてクリエイションの、たった1曲のスタジオ(の隅っこでの)生ライブが始まった。そのカッコ良さと、あまりに場違いな雰囲気とに口あんぐりなまま演奏は終了。インタビューもないままCMになった。

そりゃワイドショーにバンドが出たって、今なら意外でもなんでもない。が、それはまだ流行歌といえば歌謡曲か演歌という時代のこと。宇崎竜童とかサザンとかが流行る前の話なのだ。そこで昼間のワイドショーにあのクリエイションが、それもゲストならぬコーナーの繋ぎで呼ばれるなんて誰が予想し得たものか。スタジオにいた主婦連も、いきなりの大音響にさぞかし驚いたことだろう。

今思えばそんなところもフジらしい、変な番組だったね。その司会を長年務めた森光子さんのご冥福を、心からお祈りする。

N響の「レニングラード」

朝っぱらからBSで鑑賞。この曲、ずいぶん久しぶりに聴いた気がする。ちちんVV以来かも(笑)。そういや、あの直後にソ連が崩壊したんだった。そして以来、レーニンの都たるレニングラードはサンクト・ペテルブルクと名前を変えてしまった。あれから20余年、いまやレニングラードという名はこの曲を始めとする当時の記録の中に散見されるのみ、というのがなんとも切ない。まさかそれもそのうちプチングラードとかなってたりして(怖)。

「無駄に長くてつまらん曲」というのが、これまでこの曲に対する俺(とその周囲)での評価だった。だが今こうして通しで聴いてみると、無駄に長くてつまらんのはバルトークに揶揄された第1楽章だけで、それ以外は悪くない。滅多に演らない曲だし、N響も良く鳴ってたし、行きゃ良かったかなとプチ後悔中。

しかし定期でリャードフとショスタコヴィッチだけって、N響も思い切ったことするな。大歓迎だけど。

postgresqlでcrosstab

先日、某アプリケーションのセミナーの席上crosstabという言葉を耳にした。そして帰宅後これをキーワードに検索してみたところ、なんとpostgresqlにもこの関数があると知り驚いた。さっそく試してみたらサクッと動くし。これまでクエリーの結果を元にその上位処理系で生成・取得していたものが、この関数を使ったクエリー一発で済んでしまった。「恐るべしcrosstab!」と、この時は思った。

が、そこで調子にのって現行システムの書き直しを始めて「ん、ちょい待て?」となった。まず、crosstabに引数として渡す一時テーブルの構造は、この関数から生成されるそれと一致している必要がある。つまりその対象となるクエリーの結果、グループ化される行の数(とその列の名前)が、関数呼び出しの前に予めわかっていなければならないのである。これは「行を列に変換する」というその機能からすれば当然の話だが、結局その都度動的にパラメータを生成しなければならないのである。要はこれまでの作業の場所と内容が変わっただけで、手間は変わっていないのだ。

そしてこの仮想テーブルが大きくなると、いきなりグテッと重くなる。まあこれは通常のクエリーや関数でも同じだが、この場合関数への引数がクエリー文字列(ややこしい)なだけに処理時間を読みづらいという痛みが。

まだ使い始めて間もないので、もしかするとどちらも何がしか回避策があるのかもしれない。が、ただでさえHTMLにCSS、更にはPHPにJavascriptにSQLと多種多様なコードを抱き込んだスクリプトをこれ以上難読化したくはないとも思う。何はともあれ、使いこなしにはもう少し時間が掛かりそうですな、これは。

Tirez sur le pianiste de faux!