スカラ座カルメンの続き

昨夜は最後まで見ずに寝たので知らなかったが、あの後カーテンコールで演出家が盛大なブーイングを食らったというではないか。まあ確かに意味不明なとこや納得いかないとこが幾つか目につきはしたが、悪いというほどではなかったと思う。むしろ指揮者とオケの方にこそ問題大アリだと思うが、ミラノのお客様は演出にウルサイのか。

ちなみにこの気の毒な演出家は「エンマ・ダンテ」という名の女性(!)。閻魔大王に神曲ときたもんだ。こういう苦難は宿命なのかも。

追記:改めて通しで見たが「エログロ18禁傾向近年ますます加速」という感じですなこれは。カーテンコールの様子は「ブーイング」というより「賛否両論」。もーちょい陽気でオシャレな方が俺は好きだけど、これはこれでアリでしょう。

アドリアーナ・クセロヴァ!

ここひと月ばかし仮想スタインウェイに夢中ですっかりピアニスト気分でいたが、さすがに飛ばし過ぎで疲れた。そこで今日は安息日(ただの二日酔いともいう)と決め、撮り貯めていたビデオ等をゆっくり鑑賞。

そんな中、出色だったのがスカラ座の「カルメン」。正確に言うと、主役その他差し置いて何よりメルセデス@アドリアーナ・クセロヴァ。声よし演技よしスタイルよしで全部◎! おかげで眠気も吹っ飛んだ。バレンボイムの腰砕けなタクトを補って余りある、ナイスなキャストだぞこれは。

まだ20代らしいが、それであの実力は凄い。一発でファンになってしまった。サントリーホールあたりでカントルーヴとかやってくんないかなぁ。そしたら借金してでも聴きに行くんだが。

畳とPCは新しいのに限る

これまで5年間生活を共にしてきたVista32が、昨年の夏頃から妙に重くなってきていた。更には肝心なところでしばしばブッ飛ぶようになり、仕方なく騙し騙し使ってきた。だがそれもVGPを導入してからはますますひどくなり、遂には起動に10分、シャットダウンに20分かかるようになった。そして一昨日、久々の仕事中にパタリと固まったところで温厚な俺も遂にブチキレ、この役立たずに対する延命措置の中止を決意した。後継機は昨日、安いのを買ってきた。そこからセットアップに丸一日。その結果、VGPもiTunesもサクサク動くのを見て苦笑。これまでの苦労はいったい何だったんだ。

ちなみに昨年末に買ったばかりのサウンドカードは新PCにPCIのスロットがなくて使えず、代わりにPCI-Expressのそれを買ってきたらなんとロープロ未対応なのが開封後に判明。結局これで3枚目を購入する羽目に(涙)。安物買いの銭失いとはこのことか。

Dominoでピアノのコツ

これまで、トラックはConductorとSystem Setupに右手と左手の計4つだけでやってきた。しかしこれだとペダルのON/OFFを両方に入れなければならない。入力も修正も面倒で、ミスも多い。共通にできないものかと考えていて、ふと「両方同じチャンネルにすりゃ良くね?」と思い実行してみたらできた。ついでにペダルだけ別のトラックにする。スッキリしたわー。

ああ、もっと早くに気づいていれば良かった。

国民之愛唱歌嘱望論

録画したままになっていた「Last Night of the Proms 2012」を観る。そしてつくづく羨ましいなあと感じる。

日本にも音楽祭と名のつくものは数あれど、ああいう「真のお祭り」はない。敢えて近い雰囲気なのを挙げるとすれば、大晦日のジルベスターあたりか。だがこれらとPromsと、いや日本と英国との間にはもっと根源的かつ決定的な違いがある。それは指揮者もオケも合唱団も聴衆も一緒になって歌えるような「歌」が、あの国にはたくさんあるのに対し、この国にはないことだ。

今の日本で「ルール・ブリタニア」や「威風堂々」にあたるものと言ったら、果たして何だろう。 軍艦マーチとか? 冗談こいてる場合ではない。何もないのだ、実際。そもそも国家の斉唱ですら足並みの揃わないこの国の民に、真の愛唱歌など存在しないのだ(涙)。

こういうのって、実は流行歌作るのよりも遥かに難しい。となれば文科省あたりが懸賞金つきで募集するとかしない限り、永遠に出てこないんじゃないかと思う。 それも「数打ちゃ当たる」で幾つも世に出し、ひとつでも定着したら御の字ではないか。今の議員さんorその候補らの中に、この辺のことを真剣に考えてくれる奴はいないもんだろか。どうもみな、そういうセンスをお持ちの様には見えないが。嗚呼。

Tirez sur le pianiste de faux!