小さい秋みつけた

さっきから部屋の中にリンリンと鈴虫の鳴き声が響きわたっている。それも「これがいわゆる鈴虫でござい」と言わんばかりの美声かつ大声で。むろん鈴虫なんぞ飼っちゃいない。たぶん昼間、ベランダで洗濯物を干している時に侵入した奴が室内に潜伏しているのだ。2声のインベンションなのは2匹いるのか、それとも名手なのか。右側のスピーカーの裏あたりで演奏中の筈なれど、近づくと黙るので所在がつかめない。

我が家はマンションの1Fなので、ベランダ側の引き戸をあけたままにしておくと足の多いやつとか、ないやつ(ぶるっ)とかがちょくちょく入ってくる。が、スズムシくんは初めてだ。残暑の厳しさに耐えかね、エアコンのある部屋に逃げ込んだのかもしれない。まあそれはそれで快適かもしれんが、果たしてその短い一生の大事な時期をここで過ごしていて良いものかどうか、ちと心配になってくる。

とはいえ「声はすれども姿は見えず」ではどうにもならない。今夜はこれを子守唄にするとして明日の朝、もう一度引き戸を全開にしてやろう。暑いと言ってUターンする様ならキュウリの輪切りぐらい奢るが。

追記:ウルサイくらいに鳴き続けていたのが、激しい雨とともに雷ドドーンときたらピタリと黙りやがった。怖いんかい(笑)。

iTunesという名の悪魔

うっかりPCのDVDドライブにCDを置き、ぐっと押し込んだ瞬間「あ、またやっちまった」と悔やむ。手も足も出ずに暫く待っていると、iTunesがモッサリ起動して、PCがグダッと重くなる。慌てて×で殺そうにも、こいつはなかなか死んでくれない。そればかりか、いちどこいつの毒牙にかかったPCは既にかつての精気を奪われていて、iTunesの死後も二度とあの軽快な動作をしてはくれない。メモリを奢ろうがHDを替えようが、常に世界の中心で愛を叫び続けるiTunesの前には無意味。そして今日もまた再起動 ・・・

タダとはいえ、これほど邪悪なアプリケーションが他にあるだろうか? ウィルスよりタチ悪い。WordよりもExcelよりも嫌いと言えばこの気持ち、わかって貰えるだろうか。こんなもん即アンインストールしてしまいたいところだが、それは手持ちのiPadに架かった一本橋をなくすようなもの。「必要悪」という言葉はこいつのためにある。必要な時以外使わなきゃいいのだ、と諦観してきた俺は分別あるオトナだ。

だがそこへいつからか「Apple Software Update」なるポン引きが加わって、状況は更に悪化した。ほれQuicktimeだこれiCloudだとひっきりなしにアップデートを迫られ、そのたび長時間の待機を余儀なくされるだけでも不快指数100%オーバーである。それが遂には肝心のiTunesのアップデートでまたもやPCを金縛りにした挙句、毎回失敗するという状態に陥った。こうなって既に数ヶ月。あんまり気分悪いので、同じ状態でハマった方々の体験談に従ってゼロからのインストールを今日、試してみた。

その結果は ・・・ 1時間近く待たされた末にまたもや失敗! とうとう俺の口から放送禁止用語が出た。と共に「脱iTunes」に向けての調査を本格的に開始したところだ。その進捗状況は今後、随時お届けしたい。

いちSHARPファンとして

物心ついた頃からずっと、家電メーカーの中でも「シャープ=B級」というイメージが俺の中にあった。尤もそれは実際に使ってみての感想とかではなく、どことなく野暮ったい広告とかデザインとかからくる、漠然としたものだった。そして何より俺の生まれ育った地方(=田舎)にはシャープの看板を掲げた店が少なく、その製品を目にすること自体が稀だった。なにしろ初めてシャープの製品を見たのが、地元の農協の家電フェアである(笑)。進学で上京してからも、そのイメージが変わることはなかった。

そんな俺が生まれて初めて買ったシャープの製品、それがX68Kである。「高いゲーム機」とか「一太郎が動かないパソコン」とか言われたアレだ。HDを内蔵した最初のモデルで、メモリやらソフトやら込みで総額40萬ちょいだったと思う。購入の目的は、移植がアナウンスされていたOS-9/68K。そして半年後にリリースされたそれは期待に違わぬものだったばかりか、俺がそれまで抱いていたエンジニアとしての哲学と信念と、更には自信と意欲までをも劇的に変えてしまった。あの充実した日々の事は、今でも忘れられない。

まあそれについてはまた改めて記すとして、この時シャープへのイメージも大きく変わった。「人のやらない事をやる」というその姿勢に共感し、次は何をやらかしてくれるのかと期待したものだった。

そして今、そのシャープの苦境が連日繰り返し報道されている。ひと事とは思えない。今後どうなるのかは全くわからないが、いつの日か「シャープらしいやり方」での捲土重来というのを願ってやまない。アカイとかミノルタとかのようにだけはなって欲しくないんだよなぁ。

これで仕事がススムくん♪

ipadの導入後、仕事中はいつもこれをラジオがわりにしている。アプリは「tunein」、放送局(サイトと呼ぶべきか?)は常に「radioio」。中には更に幾つかチャンネルがあって、クラシックは「Classical」と「Classical Favorites」の2つ。後者は文字どおり耳慣れた曲ばかりだが、対する前者は近~現代のキワモノばかりで、この俺ですら初めて耳にするようなのが頻繁に流れる。という訳でお気に入りはこっち。要はそういうのも妙な先入観なしに聴けるところがいい。

ここで知ったのといえばペルトとかアンタイルとか、はたまたマリピエロとかブーランジェとか。まあインターネットラジオ版NAXOSといった雰囲気か。回線の輻輳で時々演奏が乱れるのがイタイところだが、BGMとしちゃ充分。

音のカタログとしても最適なこれ、もっかイチオシ。むろんPCでも聴けるので、いちどお試しあれ。

Tirez sur le pianiste de faux!