あれ? REGZA!

東芝はとっくに液晶TVから撤退したもんだと思っていたら、福山雅治でCMやっとるじゃないか。ここでめでたく復活したの? と思い、調べてみたら、実は「そもそも撤退した訳ではなかった」ものと判明 … と、そこで「ハッ」となった。そもそもこの俺、ここ数年、いや10年近く家電量販店のTV売り場を訪れてないではないか。この間HDD内蔵とか4Kとか8Kとか、新機軸はイロイロあった筈なのに私的物欲の対象になってなかった液晶TV。恐らく俺だけではないだろう。

いっぽう我が家のREGZA、今年で購入から12年になるがこれはもう歴代ぶっちぎりの最長不倒記録である。とにかく毎日使っていても「壊れない」ので助かるが、これじゃあメーカーが儲からないであろうことは容易に理解できる。思えばBSハイビジョン放送開始を機に、まだまだ使えるAV一式そっくり捨ててプロジェクター+5.1chまで突っ走った頃から数年間が散財のピークだった。そんな我が家の古ぼけたREGZAはあの時代の忘れ形見。

ああいう「熱い」時代は、もう二度と来ないんだろか。

「電子立国日本」の現実

世の中、何事も自分の思い通りになるのであればこんな楽なことはない。ビジネス・仕事とあらば尚更だ。が、そんな理想的な展開こそ稀なのが浮世の常。それも組織・取引先あってのそれとあらば、どこかで現実的な「落としどころ」をネゴらない限りみな不幸になるだけである。

ところが世の中にはこんな当たり前の事を理解できないまま年を食い、周囲に無理を強いてはところ構わずキレる馬鹿がまだいる。こういうのが責任者とか管理者とかに任命された時、それはプロジェクトの失敗が約束された瞬間でもある。

こんなのを人の上に据える方も馬鹿だが、気の毒なのはその馬鹿らに服従を強いられる者達である。彼らの選択肢はふたつにひとつ。生活のため馬鹿になりきるか、その場を去り自分の頭で考えることのできるところへ向かうか。

電子立国日本、その象徴みたいに言われるメーカーで何十年にもわたって繰り返されている茶番がこれだ。管理とか報告とか承認とか、聞こえはいいがこんなもんどれも「保身のための証拠づくり」でしかない。中身は「無駄・無理・無茶」に「無知・無能」がついた5無だ。どいつもこいつもしょせんサラリーマン。こういう連中の人件費こそが開発費用の高騰、ひいては国際競争力の低下を招いたとずいぶん前に聞いた気がする。それを未だに引きずっているのであれば、ここに限らずこの業界この国に将来はない。

何事も自分の思い通りにはいかない。だから仕事も人生も、面白くて楽しいのである。こういう愚か者らびは言うだけムダだが。

 

24 Heures du Mans 1966

新型コロナの影響かJ-Sportsでやっていたのがこれで、1966年 = 54年前(!)のル・マン24時間レースのダイジェストである。それは「米フォードが参戦3年目にして遂に常勝フェラーリを打ち負かした」際の記録でもあるんだが、これがまた「当時のレースってこんなんだったの!?」という驚きの連続でもあった。なにしろ

* ピットとコースに境目がなく、クルーもマーシャルも丸腰でヘルメットすらしてない
* 時速300kmで疾走するマシンのすぐ脇には観客が鈴なり
* コースアウトしたマシンが林の中で火だるま

とまあ、走る方も観る方も文字通り「命がけ」で、あまりに危険すぎて見ちゃおれない … が、その一方でスティーブ・マクィーンが映画「Le Mans」を「自らのドライブで撮りたい」と願った理由もわかった気がした。クルマのレースに限らず、挑戦というのはみなそこにリスクが伴うから面白いのである。

「究極の安全対策、それはレースをしないこと」であるならル・マンなど論外、どころかクルマ社会そのものがないのである。

温故知新。こういうの、もっと放送してくれー > J-Sports