それはそれ、これはこれ

緊急事態宣言下、いまだ営業を続けるパチンコ屋の前には毎朝入場待ちの列ができているという。いきおい「店も客もいったい何を考えているのだ!?」な反応ばかりが報道されているが、こんなの不思議でもなんでもない。なぜなら店も客もこれが「仕事」であり「食い扶持」だからであって、それを禁止されたら「終わり」だからだ。

告白するが、実は俺にもかつてこういう生活をしていた時期がある。昼間の勤めは玉代を稼ぐためで、本業は閉店までのパチンコ。勝てば焼肉でタクシー、負ければ夕食抜き。月末にこれを食らった時は空きっ腹を抱え、朝まで駅で寝た。

なのに、それでも懲りない。なぜならこういうバカはみな「ノルマが達成できないのは自分のせい」で「真面目にパチンコしていればいつか報われる」と考えているから。俺はすんでのところでこっちの世界に戻って来られたが、あのまま蟻地獄の底に飲まれて行った奴らは多い。

要は今回、新型コロナでギャンブル依存の問題点が明るみに出ただけのこと。もし仮にこの騒ぎが長期化してパチンコ屋が絶滅(*)しても、彼らは新たな「職場」を探し、移動するだけ。その頃にはテレワークならぬテレパチがダークサイド・24時間営業で繁盛しているかも … おおこわ。

  • パチンコ利権からの上納金なしでは組閣できないこの国ではまずあり得ない