ヤン・シュバンクマイエル賛

去年のGWもそうだったが

会いたい人がいる
欲しいモノがある
行きたいとこがある

のに、どれも果たせぬままで早くも折り返しを迎えようとしている。まあそれ以外の「やらなきゃならん事」だけは片付け、こんな時期だし「やっといた方が○」に頭を切り替えようかとも思ったが、心身共に疲労困憊でもーダメ。

そこで開き直って床にゴロ寝。ずっと満杯警告が出ていたHDレコーダの整理でもすべえと、録りためた番組のチェック=消去を開始した。するとそこで手が止まったのがこれ。10年前のチェコ映画。当時大学生の息子の勧めで録画したっきりになっていたものが、見始めてカンペキにハマった。その冒頭、監督自身が「予算ないのでこうした」というフリ通り、艶っぽい女優がひとりな以外はロクな役者が出てこない。が、それすらも「狙ったな!」としか思えないデキ。なので改めてオススメ度100%!

… と、単なる映画の感想であればそこまで。なんだが、ここで着目すべきはグラズノフの「演奏会用ワルツ第一番」。「ライトモティーフ」よろしく執拗かつ効果的に流れるこれこそが、この映画の成功の一因である。だが、このチェコ人監督はなんでまたここに半世紀以上も前のロシア人作曲家の、それもこんなマイナーなの(*)を選んだのか? 折角だからそんな考察とともに、この映画をお楽しみあれ。

  • この監督も恐らくスヴェトラーノフとフィルハーモニアのアレが愛聴盤だったのでしょう